住宅は、人生で一番大きな買い物とよく言われます。多大な費用を伴うのは確かです。

しかし、住宅=買い物と、いう発想をする方が多いですが、

自分たちが納得できる価格で、確かな品質の家を手に入れたいのであれば

買い物と言う発想を続けている限り、『坪単価○○円』と言う広告に気持ちが動かされます。

「今月中に申し込んで頂けたら・・・」と言う、施工店主導のキャンペーンに、

内容も吟味せず申し込んでしまいます。

では、家づくりは買い物ではなく、何なのか。

それは、家族の物語を創るコトです。

あなた自身が主人公になり、自分たちの要望をカタチにして

ハッピーエンドの物語を創りあげるのです。

そこには、幾通りもの構成があり、判断に迷う事もあるでしょう。

しかし、主人公という自覚が持てれば、

単に営業マンの話を鵜呑みにすることもなくなるはずです。

営業マンの話は参考程度に聞いて、自分自身の判断基準を持たなければなりません。

「当社の建物は、これだけの装備で坪単価○○円です!」

「今月は決算なので、月末までにお申込を頂ければ、凄い特典があります!」

こんなセールストークに惑わされる事もありません。

自分が必要としない余計なものが含まれているかも知れませんし、

必要な機能や欲しい設備、外せない性能がオプションになっているかも知れません。

耐震性なのか、耐久性か、それとも断熱性能を高めたいのか・・・・?

それを実現させるためには、どのような選択肢があり、費用はどのくらいか?

優先順位といくつかの選択肢を用意し、それを取捨選択していくことで、

自分たちの身の丈にあった家が手に入ります。

住宅は受注生産にも関わらず、受注生産のパソコンのように、

パーツの性能と価格の比較が出来ません。

なぜなら、企業側がその詳細を出してくれないからです。

家づくりは、「買い物」では無いと思いませんか?

家づくりをする時、誰しもが経験する事だと思います。

特に多いのが契約の直前になって、この気持ちが大きくなる事がよくあります。

場合によっては、その事が原因で契約自体が無くなってしまうこともよくあります。

家づくりは、「ブランド」や「企業名」や「営業マン」ではなく、

「誰」と建てるかが重要です。

それは、人生の伴侶となる人と結ばれる結婚に似ているとも言えます。

誰と建てることになるかによって、その成否が決定すると言っても、

過言ではありません。

ですので、家づくりにおいても結婚と同じような 『マリッジブルー』に、

陥る方はとても多いのです。

多いと言うよりも、ほとんどの方が経験されるはずです。

そんな時、あなたはその気持ちを無視しないで、

しっかりとその気持ちと向き合ってもらいたいのです。

それは、納得して家づくりをするためにとても大切な事です。

本来であれば、そんな気持ちにならなければそれが一番良いのでしょうが、

少なからず誰しもが抱いてしまう事だと思います。

なにぶん、あなたとご家族が長い年月をかけて返していくことになる住宅ローン、

あるいは、長年かけて貯めてきた大金を使う事になるので、

やはり慎重にならざるを得ないと思います。

そんな気持ちを押し殺して、契約をしてしまうと、

実際に建築工事が始まってから、あるいは住み始めてから、

溜まりに溜まった不満が爆発してしまう事があるのです。

取り急ぎの契約であればあるほど、この傾向が大きくなり、

大きなトラブルになる事が多いのです。

この文章を読んで、家づくりをしようと言うあなたであれば、

比較的、慎重だと言えますので、早計な契約に判をついてしまうことは、

無いとは思いますが、不安な気持ちになったならば、

何故その気持ちになったのかを自分自身でよく把握してやる事が大切です。

どこかで、『本当にこれでいいのか?』と、いう思いが強いはずです。

そして、その中で何に対して、そのように思うのかをはっきりさせてやる事が大切です。

値段が適正なのか?自分が払っていけるのか?本当にここと契約していいのか?

もっと他に見ておくべきなのでは?

などと言ったような、不安が思い浮かんでくる事でしょう。

そして、その思いを強く抱くようになれば、

おのずとそれを解消するように行動をとるようになります。

『今契約してくれれば、ウン百万円値引きします!』とか、

『今なら、キャンペーン期間中ですので、これをサービスします!』と、

言ったような常套句は、こういった不安や迷いをごまかさせるための、

手段でしかありません。このような常套句に迷わされる事なく、

(キャンペーンや値引きなんかは、いつでもやってます。)

自分の気持ちとしっかり向き合って、

あなたの中で、しっかりと『これで行こう!』と、言う決心がついてから、

あなたの方から、契約しようと言えることが大切です。

あなた自身できちんと気持ちの整理がついて、

ここと契約しようと、心に決めたところを探し出せることが大切なのです。

家づくりの場合は、一生お付き合いしていくお相手を探さなければないません!!

後から後悔しても、別れることは出来ません!

そして、家づくりが完成した時、あなたの物語は第2章と続くのです。