- 2013.10.26
一生に一度の家づくり
国産材が余っている・・という話は
どこかで聴いたことがあるでしょう。
木材の国内自給率は20~30%ほどなのです。
余っているのに、使われていない・・
この原因は流通の価格によるものです。
現在の流通価格では、実際に山を
再生するコストは捻出できません。
あくまでも、外国産の安い木材価格をベースにした
価格設定となっているのです。
どうして国産材を使うのか?
これは、外国の木材が高価になってきたからではありません。
やっぱり日本の木は凄いからです。
そして、日本の木が好きだからです。
何が凄いのか?何が好きなのか?
桧は、あの独特な香りと高い防虫性です。
杉に比べ表面は硬いですが、
カンナをかけた後の独特のスベスベした肌触りは、
外国産の材にはありません。
しっかりカンナがかかれば、
そのまま撥水するほどにもなります。
そして、国産の木材で今重要なのは、
「できるかぎりエネルギーを使わないで、
手に入れることができる材料」だということです。
これが皆さんの家に近いところであればあるほど、
さらに輸送エネルギーがかからないことになります。
身近なところで手に入る再生可能な資源をつかうことは、
未来の子供たちのために、
日本のために必要なことだと思っています。
一生に一度の家づくり、こんな未来のことを
考えながらやってみてはどうでしょうか。