国産材が余っている・・という話は

どこかで聴いたことがあるでしょう。

木材の国内自給率は20~30%ほどなのです。

余っているのに、使われていない・・

この原因は流通の価格によるものです。

現在の流通価格では、実際に山を

再生するコストは捻出できません。

あくまでも、外国産の安い木材価格をベースにした

価格設定となっているのです。

どうして国産材を使うのか?

これは、外国の木材が高価になってきたからではありません。

やっぱり日本の木は凄いからです。

そして、日本の木が好きだからです。

何が凄いのか?何が好きなのか?

桧は、あの独特な香りと高い防虫性です。

杉に比べ表面は硬いですが、

カンナをかけた後の独特のスベスベした肌触りは、

外国産の材にはありません。

しっかりカンナがかかれば、

そのまま撥水するほどにもなります。

そして、国産の木材で今重要なのは、

「できるかぎりエネルギーを使わないで、

手に入れることができる材料」だということです。

これが皆さんの家に近いところであればあるほど、

さらに輸送エネルギーがかからないことになります。

身近なところで手に入る再生可能な資源をつかうことは、

未来の子供たちのために、

日本のために必要なことだと思っています。

一生に一度の家づくり、こんな未来のことを

考えながらやってみてはどうでしょうか。