- 2013.12.05
子ども部屋の歴史
子ども部屋が日本の住まいに初めて登場したのは、
大正時代に流行した「文化住宅」という、
新しい形の住まいからと言われています。
それまでは、家のどこかで、寝たり、
勉強したりしていたけれど、
寝るときと勉強するところは別のことも多く、
「子ども専用の部屋」は用意されていませんでした。
大正時代、「子どもの人権」や「子どもの文化」
などについての考え方が欧米から入り、
子どもは、一人の人間として大切な存在と
考えられるようになりました。
そして、住まいの中にも子ども専用の
部屋をつくろうとする動きが見られました。
そこで、西洋式の暮らし方や部屋の
つくりを住まいに取り入れた「文化住宅」の一室として、
子ども部屋が登場することになりました。
伝統的な日本の住宅は、家族が集まる部屋、
家の主人やお客さんを大事にするつくりです。
子供部屋はなかった時代です。
そこで「文化住宅」ではこれらを改め、
家族のプライバシーを尊重したり、
住まいをよりよくする目的でつくられていきました。
大正時代から昭和初期まで、このような文化住宅を
手本にした住まいに暮らしたのは
洋風の生活を受け入れられる一部の人たちですが、
理想的な住まいとして、長い間憧れの的となっていました。
しかし、近年の間取りは、家族として、住育として
本当にいい間取りでしょうか?
プライバシーポリシーを尊重し、
伝統的な日本住宅の良さを取り入れて
まったく、新しい間取りを考えなくればいけないと思います。
「文化住宅」の良さ、「古民家」の良さを取り入れた、
笑い声が聴こえる家を考えてみてはいかがですか?