省エネで経済的!火を使わないので安心、安全。

オール電化住宅とは、従来のガスや灯油を使った調理や給湯、

冷暖房を、火を使わず、電気でまかなう暮らしのことで、

全国的に普及しています。

ここでは、オール電化住宅について詳しくご紹介します。

オール電化のメリット

オール電化住宅の普及率は、2005年度末で全世帯数(約5,000万世帯)の約3%、

150万世帯がオール電化住宅であると言われています。

ただし、各電力会社の管内ごとに普及率には大きな差があります。

新築一戸建て住宅におけるオール電化採用率は急速に向上していて、

中でも、北陸電力や中国電力、四国電力の管内では

50%以上がオール電化となっています。

新築一戸建て住宅におけるオール電化採用率は、以下の通り。

北海道電力=17.3(2005年度)

東北電力  =24.7(2005年度)

東京電力  =10.0(2005年度目標)

中部電力  =約25(2004年度)

北陸電力  =約60(2005年度)

中国電力  =52.7(2004年度)

四国電力  =63.6(2005年度)

九州電力  =45.0(2005年度)

この普及率の格差には、以下の要因が関係していると考えられます。

都市部、田舎などの地域性

寒い地方の冬の灯油やガス代の高騰の影響

都市ガスの普及率

高気密高断熱住宅の普及率

オール電化住宅は、「電気代がかさむ」「設備機器が高い」という

印象もある一方で、関心が高まっている理由として

次のようなメリットが考えられます。

省エネで経済的

●燃焼によるエネルギーと電気エネルギー

熱源としてのガスや灯油は、燃焼によりCO2、(二酸化炭素)や

水蒸気を発生させ、室内の空気を汚すので、頻繁な換気が必要になり、

冷暖房効率が悪くなります。

電気の場合は燃焼しないので、CO2、水蒸気の発生が少なく

室内の空気がクリーン なので、換気回数が押えられ、

冷暖房効率がアップし経済的です。

高い熱効率で経済的

クッキングヒーターは周りに逃げる熱が少なく、

熱効率は約83%もあります。

通常のガスコンロの熱効率が約45%ですから、

IHの効率の良さが良く分ります。

それだけ周辺に熱が逃げないため、冷房の妨げになることもありません。

また、給湯システムやオール電化の設備は、

省エネ効果が高い事で知られています。

特に、最近話題のエコキュートのように、

大気中の熱を取り込んでお湯を沸かすシステムであれば、

通常の電気温水器よりもさらに省エネルギー性に優れ、

電気代も安く済みます。

割安の夜間電力利用で経済的

電力会社は、昼間の電力需要を減らし、逆に夜間電力の利用を増やして、

需要を平準化させるために、オール電化を積極的にPRし推進してきました。

電気料金の契約方式を多様化させたので、光熱費を削減できる可能性が出てきて、

IHクッキングヒーターや電気給湯器などの経済性が良くなりました

火を使わないので安全、安心

火を使わないので火災の心配が軽減し、

大切な家族の生命や財産を守り、安心して暮らせます。

特にお年寄りやお子さんのいる家庭では、

オール電化を採用されるケースが増えています。

調理や暖房・給湯などで、火を燃やすと室内の空気(酸素)を消費し、

同時に、二酸化炭素などの有害物質を排出するので、

気密性の高い住宅では、換気システムが、正常に働くにしても、

室内の空気を汚したり、一酸化炭素中毒事故の

可能性のあるものは避けた方が安心です。

クリーンな空気で健康的

人間は無意識に呼吸をしていますが、その呼吸が、

汚れた空気の中で行われていたら、快適さは損なわれ、

健康被害を受けることになりかねません。

致死量とまではいかなくても、二酸化炭素を多く含んでいる

空気を吸っていると、頭痛やめまいなど健康を害することになります。

また、水蒸気量の多い空気は結露が多くなり、ダニやカビが発生し、

それらの死骸や胞子を吸い込むことで、ぜんそくやアトピーなどの

病気を発症する危険性も指摘されています。

だからこそ、二酸化炭素を発生させず、水蒸気の発生も抑えられる

オール電化が有効なのです。

調理でお部屋が汚れにくいので家事が楽!

調理をすると二酸化炭素を発生させる他に、水蒸気やスス、煙、臭いなども発生します。

IHの特徴は、上昇する空気の流れが弱いことがあげられます。

だから油煙や臭いなどの有害な物質も部屋中に撒き散らさずに済みます。

もちろんオール電化だからといって、これらの発生をなくすることは不可能ですが、

料理時に換気扇を回せば、ほとんどを排出できます。

ガスの場合では、上昇する空気の流れが強いのでいくら

換気扇を回しても逃げ出して部屋中に充満してしまいます。

オール電化では、汚染そのものの発生が少なくて済むため、

気になる臭いも短時間でなくなります。

またIHは、ごとくや受け皿が無い平らなトッププレートのため、

お手入れが簡単で、掃除しやすいことも「清潔さ」につながります。

 特に、五徳やこぼれ汁の受け皿などが無いため、掃除が楽チンです。

オール電化を検討されるご家庭は、現在ガスを利用されている場合がほとんどです。

IHクッキングヒーターや電気温水器、エコキュートなどの設備費は、利便性、安全性が

優れているので、当然、ガス器具よりは高価ですが、

一般的に、毎月の光熱費(ランニングコスト)は安いことが多いので、

この差を5年、10年位の長期のスパンで

検討してください。

そうすれば、ほとんどのご家庭でかなりお得になる可能性が高いと言われています。

光熱費は増える?減る?—料金プランと使い方次第!

電力会社は色々な電気料金のプランを用意しています。

例えば、

深夜に限って安く電力を供給する「深夜割引」

夜間の料金をさらに安くし、昼間を高くした「時間帯別電灯」

に夏季を割高にするシステムを合わせた「季節別時間帯別電灯」

などがあります。

そこで夜間の電気料金が安くなるプランで契約し、

夜間に集中して湯を沸かして貯めおくと、給湯にかかる光熱費が減らせます。

しかし、小さい子供や高齢者など昼間にいる人数が多く、日中の電気使用量が多い

と、安くならないばかりか、かえってアップすることもあります。

こういったことは、住む人に事前にその可能性を説明しておくことが大切で、

住む人の生活パターンに合った料金体系と、好みに適した

設備機器を選ぶことがポイントです。

電気料金が実際どのくらい安くなるか、

電力会社に頼むと料金シミュレーションをしてくれるので、活用しましょう。

このように光熱費を減らす最大のカギは、実は住む人の生活の仕方にあるのです。

オール電化にすると、電気代、ガス代と分けて出費していた光熱費をひとまとめに

できることから、基本料金だけでも大きなメリットが生まれます。

調理時の光熱費も、機器性能の著しい向上によりガスコンロと同等、もしくはそれ以下。

深夜電力を利用できる給湯は、光熱費を一番節約できるポイントとなります。

しかも、エコキュートなら、空気の熱を利用してお湯を沸かすため、さらに大きな節約が

できるようになります。

よくある質問をまとめました。

Q,オール電化住宅は、どんな機器が必要なの?

A,必要になるのは以下のようなものです。

給湯では電気温水器やエコキュート(ヒートポンプ式給湯器)、

調理では200V電源のクッキングヒーター(IHが一般的になっていますが、

ハロゲンなどでも可)、主暖房では

電気暖房機(エアコン、蓄熱式暖房機、床暖房など)といった機器が必要になります。

Q,オール電化で使われる200Vってなんですか?

A,現在ご家庭でご利用されている電気の電圧を2倍にしたのが200Vです。

現在ご家庭でご利用されている電気の電圧は100Vですが、

それを2倍にしたのが200Vです。

電圧が2倍になる分、電気温水器やクッキングヒーターなど

大型電気機器が効率よく使えます。

また同じ量の仕事をするのに必要な時間は半分で済み、

しかも電気代はほとんど変わりません。

IHクキングヒーターや電気温水器を使うにはどんな工事が必要?

Q,200V機器用の電気配線が必要です。

A,そのため、IHクッキングヒーターや電気温水器といった

電気機器までの配線工事を行うことになります。

工事内容は、そのご家庭の電気配線状況によって異なります。

現在は、多くのご家庭で屋内の分電盤まで200Vがきているため、

工事もスムーズに終わるケースがほとんどです。

Q,オール電化は停電すると困らない?

A,万一停電しても、復旧体制は万全です。

日本の電気供給技術は高く、信頼度は世界で一番とされています。

停電回数、時間ともに極めて少なく、万一停電しても、復旧体制は万全。

過去の自然災害でも、ライフラインのなかで、電気が最も早く復旧しています。

灯油ストーブやボーラー、最新のガスコンロなどは、

電気が通じなければ使うことができないものもあります。

また、電気温水器などは、貯湯式なので地震などの災害時に

断水しても、タンク内のお湯や水を非常用水として利用することができます。

Q,オール電化割引が適用される火災保険について教えてください。

A,火災保険の中には、オール電化であれば保険料を割引するという商品があります。

火を使わないオール電化ならではの、家計に優しいメリットです。

IHクッキングヒーター編

Q,IHクッキングヒーターの火力は強いの?

A,お湯が早く沸き、強火の料理もお手のものです。

IHクッキングヒーターは磁力線により鍋自体を発熱させるため、

約83~90%という高い熱効率が得られます。

だからお湯が早く沸き、強火の料理もお手のものです。

快適キッチンの主役はなんといってもIHクッキングヒーターです。

火を使わないから、立ち消えの心配がなく、消し忘れても自動のOFF機能で安心です。

Q,特別な鍋をつかわなければならないの?

A,IHクッキングヒーターの特徴である熱効率を高めるためには、

底が厚く平らな鍋をおすすめします。

ラジエントヒーターはお手持ちの鍋でも使えますが、

IHヒーターは鉄やステンレス製しか使えない機種やアルミ製が使える機種、

使えない機種また鍋の形状によって使えるものと

使えないものがありますからご確認下さい.

Q,IHクッキングヒーターは電磁波の心配はないの?

A,IHクッキングヒーターから発生する電磁波は他の電気製品と同等、

もしくはそれ以下です。

現在、国内外で規定されている基準(電気用品安全法、IEC規格、

国際非電離放射線防衛委員会のガイドラインなど)を大幅に下回っているので、

健康への有害な影響を及ぼすことはないといわれています。

ただ、心臓用ペースメーカーをお使いの場合は、ペースメーカーの専門医に

相談してから使用してください。

Q,トッププレートは割れたりしない?

A,通常のご使用で割れたり、傷がついたりということはありません。

トッププレートは対衝撃性の非常に高い硬質セラミック(結晶化ガラス)でできて

いるので、通常のご使用で割れたり、傷がついたりということはありません。

ただし、金属性のタワシなどで長時間こすると傷がつく場合がありますので、

ご使用を避けてください。

Q,トッププレートの上手なお手入れは?

A,お手入れ方法は以下の通りです。

お手入れを始める前にトッププレートの表面温度が十分に

下がっていることを確認してください。

・軽い汚れは・・・・・絞ったフキンでふき取ります。

・油汚れは・・・・・・台所用洗剤(中性)をフキンにしみ込ませて拭き取ります。

・落ちにくい汚れは・・液体クレンザーを落し、丸めたラップでこすり取ります。

電気給湯器編

Q,エコキュートって何?

A,お湯をためておくタンク部分とエアコンの室外機のような

ヒートポンプ部分をあわせて「エコキュート」と呼びます。

エコキュートは、ヒートポンプで大気熱を利用してお湯を沸かし、

できたお湯をタンクに貯めて使います。

従来の燃焼式給湯機と比べて約30%の省エネルギー効果があり、

さらに地球温暖化で問題になるCO2の排出量を約50%削減することができます。

オール電化の便利なアイテム紹介

IHクッキングヒーター

火を使わないので火事の心配も軽減し、空気もクリーン

熱効率はガスコンロの約45%に比べ約83%とかなり高いので経済的!

プレート面がフラットなのでお手入れも簡単!

食器洗い乾燥機(食洗機)

家事の負担を軽減し、食後のゆとりある時間がつくれます。

ため洗い、ためすすぎをするので、手洗に比べて使う水は5分の1で済み経済的です。

人の手では熱くて使えない湯を使うので、油汚れをスッキリ落し 殺菌効果も期待できます。

噴流で洗うから、おろし金やスリ鉢などスポンジやタワシの届かない溝の汚れもOK。

洗いから乾燥まで、約1時間から1時間半、20~30分の

スピード洗いができるタイプも有ります。

電気温水器

料金が昼間の約1/3の割安の深夜電力を利用して夜間にたっぷりお湯を沸かします

じっくり時間をかけて沸かす貯湯式ですから残留塩素が少なく、

体にやさしいソフトなお湯です。

電気を使うだけなので、炎や煙、騒音などの諸問題は全てクリア。

火事の心配がないので子供や老人の方がいても安心!

エコキュート(ヒートポンプ式給湯器)

大気中の熱を利用し、ヒートポンプで高温のお湯を沸かす仕組みで、

ヒートポンプユニットと貯湯ユニットがセット。

従来の約3倍の熱エネルギーを作る高効率の省エネ給湯器。

浴室暖房乾燥機

浴室の換気と乾燥、暖房の他に浴室を乾燥室として衣類乾燥 したり、

夏場の入浴の時の涼風機能は快適です。

浴室を暖房することで、高齢者や心臓の弱い方のヒートショック防止や、

乾燥機能によるカビ防止が期待できます。

100V、200Vやビルトインタイプや後付けタイプなどがあります。

床暖房

床面を加熱して、その輻射熱によって暖房するもので、

局所的な暖房ではなく部屋全体を下から暖めます。

空気が乾燥したり、ホコリが舞うことが無いし、

室内で燃焼することがないので、安全でクリーンです。

床暖房の方式には、温水式と電気式があります。

温水式の熱源としては、電気、ガス、灯油があります。