住宅の購入を検討される方がまずつまずくのが、専門用語ではないでしょうか。

注文住宅と企画住宅と一体なにが違うのか?

企画住宅とは、材料費や手間が掛からないよう、間取りや仕様を出来る限り統一して、

販売価格をできる限り抑えた商品のことを指す場合が多いです。

ハウスメーカーによっては、提案型住宅や規格住宅と呼ぶ場合もあります。

この商品は、安く提供する代わりに、大幅な間取りの変更や、

仕様の変更には一定のルールや制限があり、

注文住宅のように何でも出来るわけではありません。

つまり、要望や設計に対する自由度は低いものと認識する必要があります。

また、自由度が高い注文住宅と比較すると、企画住宅は

総2階で真四角な家が多く、仕様や設備もローコストに抑えられている家が多いです。

真四角で箱型の家は、1階が大きく2階が小さい家よりも屋根面積や基礎面積等が

小さくなるため、ローコストで家が建てれます。

ローコストなキッチン・風呂・トイレ・建材仕様を統一して

住宅設備メーカーや建材メーカーから大量仕入れをすると、

ローコストでキッチン・風呂・トイレ・建材等を買うことができる。

現に、ローコストメーカーではそのような仕入れをします。

ただし、消費者側は選択の余地が少なくなります。

実際、新聞や雑誌、インターネット等のローコストメーカー等の広告で

坪単価25万円というようは表現が使用されている住宅は、

ローコストメーカーにありがちな企画住宅である場合がほとんどです。

このような企画住宅の坪単価にまんまとつられて、

注文住宅がこんなにローコストで建てれるんだと誤解されている方もいらっしゃいますが、

これは企画住宅ですので、ローコストな注文住宅ではありません!

よって、仕様や間取りなどを自由に決めれるわけではありません。

例えば、こんな真四角な家じゃなくて、間取りを変更したい

吹き抜けを作って梁を現しにしたい!

壁をクロスじゃなくて漆喰の壁にしたい!

というような要望は、ローコストな企画住宅では叶わないことが多いようです。

極端な例でいきますと、

ドアノブ一つでさえ変更できない例もあるようです。

広告や宣伝におどらされることのないように、ローコストで建てれる企画住宅なのか、

ローコストで建てれる注文住宅なのかをしっかり見極めるようにしてください。