無垢の木は伐採後そのまま放置しておけば、

曲りや割れといった形状の変化が発生します。

原因としては、木材内部に含まれた水分が時間をかけ

乾燥を経て安定する過程で発生します。

無垢フローリングの製造工程においては、乾燥釜による強制乾燥を施し

12%~15%程度工場出荷段階まで含水率を落として製造されますが、

鉄やプラスチックのように均一化することはできません。

ゆえに無垢フローリングは一枚毎に若干の形状の誤差や曲りなどの特性があります。

形状の安定性の誤差は樹種や等級、商品の乾燥度合いによっても異なります。

近年では乾燥技術の発達と加工技術、検品精度の向上に伴い割れや極端に曲がった

商品等の混入は大変少なくなっていますが、木材の特性を考えた上では施工中や

施工後に発生する可能性もあります。現場での施工の際には、

やはり無垢の木の特性を理解した施工店と熟練した施工者の技術が必要です。

無垢フローリングは無垢材の特徴を理解した熟練した技術者の技術と

組み合わさって初めて床材としての機能や魅力を発揮できる商品と言えるでしょう。

無垢フローリングの施工後に施工したフローリングとフローリングの間に

隙間が生じる事があります。

逆に、乾燥時期に施工した床が反り返ることもあります。

商品を製造する過程で強制的に無垢材を乾燥させ形状の安定を図りますが、

施工後の時間とともにフローリング内部の木材組織が収縮することによって

隙間が生じます。これは無垢材が性質上、乾燥を経て安定するという

性質を持っているために発生する現象です。

無垢材の特徴である吸湿効果により一時的に現場での湿度を木材が

取り込みフローリングが膨張することによって発生するフローリングの

突き上げ現象を避けるために施工する際にフローリングとフローリングの間に

0.3~0.5mm程度の隙間を意識的に設ける施工手順を踏みます。

あくまで無垢フローリングの膨張による突き上げ現象を避けるための正しい施工手順です。

上記の要因は無垢材の性質と無垢フローリングの正しい施工手順を

踏んだ場合に発生します。ただし極度の隙間が生じる場合にはフローリング材の

製造過程での乾燥不足や正しい施工手順を踏んでいない場合に防湿対策等のの不足、

生活環境下でエアコンやファンイーターや薪ストーブによる直接的な乾燥や温度変化、

などが考えられます。

無垢材は、施工する時期も大変影響を受けますので施工店と相談して

工事を進めましょう。