- 2014.12.30
除夜の鐘
いよいよ明日は大晦日ですね。
毎月の最終日を晦日と言い、その中の一番最終日なので大晦日。
この日には、“年越しそば(みそかそば)”を食べますが、
これは「そばのように、細く長く幸福に・・・」という意味であるという説が一般的です。
しかし、別の説では、金箔の職人さんが散らばった金箔を集めるのに、
そば粉のかたまりを用いた事から、「金銀をかき集める」という意味だというのもあります。
そんな中、旧年を、「取り去る又は、のける日」という意味で大晦日の事を
“徐日”とも言い、“徐日”の夜なので、“除夜”という事になります。
そして、その“除夜の鐘”が108つというのは、中国の宋の時代からの
強く、弱くを交互に54回ずつ撞くのが正式なルールで、107回目までは大晦日の間に、
そして最後の一打ちを新年に撞きます。
でも最近は参拝客に撞かせてくださる寺院も多く、そーゆー場合は、撞く回数や時間にこだわらず、
来た人全部っていう方式にしてくださっている所も見受けられます。
仏教のルールには反するかもしませんが、せっかく行ったからには、撞きたいですもんね。
ちなみに、この108つの数の意味ですが、もともとは、一年12ヶ月と、二十四節季、
そして、それをさらに3等分した七十二侯(10月8日【二十四節季の話】参照>>)
を足した数とも言われますが、最近では“煩悩の数”だというのが
一般的に知られるようになりました。って、“煩悩”て、そんなにあるのかしら?
そもそも“煩悩”とは、人の心や体に潜む悪しき欲望、108つくらいあるみたいです。
でも、本当はこの“煩悩”にも、ちゃんとした数え方があるんです。
人には、“物事や世界を認識する6つの物理的な物=六根”と、
“悟りを開く妨げとなる六つの心理的な物=六塵”があるのです。
六根=眼・耳・鼻・舌・身・意の六つ
六塵=色・声・香・味・触・法の六つ
これには、それぞれ好・悪・平の3種類の状態があるので、ここで合計36個。
さらにそれらは、過去・現在・未来と3つの時間があるので、
×3で108つという事になります。