- 2013.09.14
ヒノキは何がいいの?
木材は軽くて強いと言われています。
檜(ひのき)の強度と鉄などの材料を定量当たりの強さで比べると、
引っ張り強さ、圧縮強さでいずれも
檜(ひのき)の方が強いという結果が出ています。
軽量素材である檜は、地震にも強いのです。
建物にとって軽いということは、それに対する地震への負担も軽くなり、
日本に適していると思われます。
木部の柔らかい部位(春材)と硬い部位(秋材)との差が小さく、
カンナをかけると、平滑で艶のある表面が得られます。
耐久性も比較的高く、我が国では最も優れた建築用材として、
柱や梁などの構造材から、天井や内部造作材、
障子などの建具に至るまで、幅広く用いられています。
世界最古の木造建築物に数えられる法隆寺は、
主として檜(ひのき)が使われている
現在の法隆寺は8世紀始めの建立とされるからすでに
約1300年を超える年月 を数える。この年月に耐え得たのは、
その主材である、檜(ひのき)に負う所が多いとされています。
約1300年たった今でも、カンナで削ると
真新しい檜(ひのき)の香りがします。