- 2014.04.13
賃貸マンション・アパート経営が悪化
近頃空き室が増え、賃料も下降して新築当時の想定より
賃貸マンション・アパート経営が悪化してオーナーにとって
なかなかリフォームしづらい状況が続いています。
十数年ごとには外壁を中心とした大規模改修が必要ですし、
空き室対策として賃貸住戸の間取り変更も含めた
全面改修も考えなくてはなりません。
何の対策もなく放置してしまうと空き室が増え、
建物も傷み、治安も悪くなり、さらに空き室が増える
という負のジレンマに陥ります。
毎年最低でも数件の住戸の全面改修を実施しています。
それと同時に玄関廻りや駐車場や自転車置き場、
受水槽置き場などのバックヤードの改修も行っています。
住戸の全面改修は20年以上前の住戸内を小割にして
部屋数を多くした間取りや、住戸内に段差の多いもの、
和室中心の部屋割り、水回りの位置もリビングに
トイレがあるプランなど建築計画の上で問題のあるもの、
住戸の外壁側の断熱が悪く結露して黒カビが発生しているなど、
クーラーの設置を想定していなかったので新たに設置できない・・・
なども基本的な問題を抱えたものが多い。
20年以上前には建てたらすぐ満室になる、
交通の便や環境が良いから空き室の心配はないという状況が、
今日では設計が悪ければ当初から空き室になる
ケースやたとえ交通や環境がよくても建物の
リフォームなどの手入れを怠ると空き室が
増加する事例が多くなってきています。
しかし私は逆にチャンスだと思います。
賃貸住居の質を問われるときがやっときた、
逆に借家人にどれだけ品質のいいものを提供できるかどうかで
競争するときがきたと思います。
良心的なオーナーにとってうまく工夫すれば正当な
成果が自分にも借家人にも得られる時代がきているのではないでしょうか。
現在実施しているリフォーム案件は110㎡弱の大型住戸で家賃が
高額で入居率が悪化したので小割して2住戸にして1住戸あたりの
家賃を下げて(それでも1住戸のときより合計家賃は高い)
入居率を高めるというものです。
設計のコンセプトは今までマンション・アパートに実現できなかった触覚、
嗅覚などの視角以外の感覚に訴えるものを採り入れたり、
大型の梁など木組みの感性を採り入れたりして感性豊かな
空間の中で生活ができることとした。
今入居率がいいからと言って努力や工夫を怠るとすぐに
しっぺ返しが来るかもしれません。
マンション・アパート経営はある種の社会貢献ではないでしょうか?
設けるだけではいけない。
入居者や社会に還元して互いに豊かさを
実感できることが大切だと思います。