バリアフリー、介護リフォームはその人個人の身体状況、

生活環境等を十分に理解することが必要になります。

高齢者の身体状況は老化や慢性症状、病気などといろいろな要素が

複合的に絡まって、更にそれが人それぞれによって異なります。

ですから介護リフォームにはこれといった解決策がありません。

ですが、介護(バリアフリー)リフォームの中でも最大公約数的な

要素を含む基本となるリフォーム【バリアフリー3点セット】は

特に家庭内での事故を未然に防ぐことにも役立つので、

新築やリフォームを行うときには必ず心がけてください。

段差の解消

段差の解消 昔ながらの在来工法の家には段差が多く、

高齢者、障害者の自立の妨げになっています。

最近の住宅では、部材や機器の性能が向上しているので、

設計者がしっかりと配慮すれば家の中のほとんどの段差は解消できます。

また、段差解消の介護(バリアフリー)リフォームは比較的安価で

行うことが出来ます。

また、実際高齢者にとって多い家庭内での事故はバリアフリーリフォームを

行うような大きな段差ではなく些細な段差で起こっているのが現実です。

カーペットの端のめくれ、電源コード、床に置かれた雑誌

新聞など日常の何気ない生活の場に転倒の原因が潜んでいます。

家庭内での転倒事故防止は介護(バリアフリー)リフォーム以上に

家庭生活での整理整頓が大切になります。

手すり

手すりは段差階層と共に、高齢者・障害者の自立への大きな助けになります。

自分の行きたい場所へ自分の力で行くことができる。そのことが精神的にも

大きな効果があり心身共に自立することができます。

手すりは自立への「はじめの1歩」です。

手すりの径

階段・廊下の手すり

直径-32~36mm

手を滑らせて移動するので、しかっりと握る必要はない。 安定感が大切!!

トイレ・浴室

直径-28~32mm

上下運動・移乗のためにしっかりと握ることが多い。握ったときに、

親指とその他の指がしっかりと重なることが大切!!

手すりの端部

手すりの端部は壁側に曲げ込むか、下方にまげて納めます。

エンドキャップを取り付けるやり方では、その部分に衝突したり、

衣服の袖口に引っ掛ける可能性が大きいので危険です。

取り付け位置

利用する人が決まっている場合には、その人の大腿骨大転子にあわせます。

その他の場合は地面より手すり上部まで750~800mmを目安に取り付けます。

私のお勧めする手すり

ユニバーサルデザイン波形手すり「クネット」     

クネクネと波形に曲がったPOPなデザインの手すりです。

階段に設置された従来の一直線の手すりは、握った際に手首の角度が不自然になり、

握り込みにくく、かつ滑りやすい欠点がありました。

ですが、波型手すりクネットは、地面に対して垂直と水平の二つの角度の

連続で出来ています。そのため、上がるときには、垂直部を体に引き付けることで

力を入れ易く、降りるときには水平部に体重を乗せ、

杖のように使うことで膝への負担を軽減できます。

広い建具・廊下

狭い 廊下 バリアフリー 介護 リフォーム 在来工法の住宅は3尺を

基準に尺貫法で建てられています。廊下の柱の芯から芯が91cmだと、

最大でも廊下幅が78cmとなり大人ひとり歩くのには支障ありませんが、

並んで介助が必要な場合や車椅子での移動を考えると狭くて適さないのが現実です。

廊下の幅を広くするには、柱の移動などのモジュールの変更を伴う

大規模なリフォームとなるのであまり現実的ではありませんが、

建具の変更で部屋の出入り口を広くすることは簡単に出来るリフォームです。