木と竹とは一見似ているようで異なります。

木に竹を接ぎ合わせることはできないということから、

前後の釣り合いが取れていないこと、つじつまが合わないことの例え。

木と並んで、建材や建具によく使われる竹ですが、これは草でしょうか?

それとも木なのでしょうか?

竹は木か草か?竹は、お米のイネやトウモロコシと同じ、イネ科の植物です。

日本の代表的な竹であるモウソウチクは、タケノコが食用されるほか、

建築や農業、漁業の資材として幅広く利用されてきました。

イネ科の植物は草が多いため、竹を草に分類する学者さんもいるようです。

しかし、植物図鑑のなかには、竹を木本(もくほん)に分類しているものもあります。

竹は、数ヵ月で急激に成長したり、地下茎で繁茂したりという

草本(そうほん)の性質を持つ一方で、何年にも渡って大きくなり、

固い幹を持つという木本(もくほん)の性質も持っています。

そのため、最近では、タケをイネ科の「タケ亜科」と分類する説があります。

結局、木でも草でもなく、「竹は竹」というのが妥当な答えのようです。

そもそも、草と木とは・・・

草本を辞書で引くと、「植物の地上部が柔軟・多漿(たしょう)で、

木質をなさないものの総称」とあります。

一方、「木本」は、「木質の茎(木幹)を有する植物」とあります。

(広辞苑より)。

草本は、茎が細く実ができた後に枯れるものが多いのに対し、

 木本は細胞を年々蓄積して木部を形成します。

ただし、この草と木の境目は実は曖昧なもので、植物学上の本質的な違いはありません。

桜のソメイヨシノも、イチゴも、ワレモコウも、バラもすべて同じバラ科で、

同じ祖先から生まれた植物が木になったり、草になったりしているのです。

森林は二酸化炭素(CO2)を吸収し、固定するという話はよく耳にすると思います。

でも実は、炭素固定量がプラスマイナスゼロの森があるのです。

木の光合成と呼吸木は、CO2と水からブドウ糖と酸素をつくる光合成を行っており、

この過程で炭素を固定しています。

光合成が行われるのは光の当たる昼間のうち。

夜は人間と同じように呼吸して、酸素を吸ってCO2を吐き出しています。

また、木が焼けたり枯死したりすると、固定されたCO2が再び大気中に放出され、

炭素固定量はプラスマイナスゼロとなります。

人工林の林齢別分布図は、日本の人工林の面積を森林の年齢別に表したものです。

戦後に植林された樹齢30~40年生くらいの森林が一つのピークになっていることが

分かります。森林伐採が減り、伐採されても植林されないケースが増えているため、

このままいくと数年後には若い森林の割合がますます減ってしまいます。

CO2は地球温暖化の原因の一つとされています。

木材を住宅などに使えば、別の形で炭素を固定できます。

温暖化を防止するためには、日本の森林を適度に伐採・植林して

若返らせることが大切なのです。

このまま、伐採をしないでいたら、逆に環境によくありません。

日本の住宅には、日本の木を使いましょう。

「未来の子どもたちのために」